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シャイな幸の独り言 | |||||||||||||||||||||
映画「キル・ビル」をフィレンツェのプリンチペ劇場で観る |
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2003年11月11日火曜日 | |||||||||||||||||||||
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※更新03/11/12 『 キル・ビル Vol.2 (2004) KILL BILL: VOL. 2 』の解説も完成!是非お読み下さい。 映画「キル・ビル」は、時間の都合で、イタリアのフィレンツェで見ることになった。映画は字幕スーパーなしでイタリア語吹き替えだ。イタリアでは洋画は全てイタリア語吹き替えだから、少し残念だ。困ったことに、幸のイタリア語は今年の夏にフィレンツェで伊語留学して学んだ程度だから、はっきり言って映画を理解するには不十分なものだ。しかし、映画ジャンルはアクションだし、ストーリーは既に幸の解説で書いたし、楽しめばいいかって思って気楽に観た。 「フィレンツェでピクニック」という幸のエッセイでも少し触れたが、ミケランジェロ広場 Piazzale Michelangelo にピクニックしてから、一旦ホテル・ジリオ Hotel Giglio に戻ってシャワーと着替えをして出かけた。映画館は、ホテル・ジリオから歩いて一分のプリンチペ PRINCIPE 映画館。この映画館は、リベルタ広場 Piazza della Libertà すぐそば、ジャコモ・マッテオッティ通り Viale Giacomo Matteotti にあり、カヴール通り Via Cavourからも入れる。 |
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キル・ビル (2003) KILL BILL: VOLUME 1 (c) Coda Sati ロールオーバーでスライドショーが見れます。 |
昼の割引タイムに入館した。このプリンチペ
PRINCIPE 映画館の昼の割引タイムは16:15と18:25の二つの時間帯があり、4.5
ユーロ(1ユーロ=130円換算で585円)だ。イタリアは映画はとにかく安い!因みに夜20:35と22:45の時間帯は、7.0
ユーロ(1ユーロ=130円換算で910円)だ。これでも日本よりは随分安い。でも日本の1000円レディース・デイならこんなものか。 今回は、席の数まで数えてきた。縦 8 席×横 19 列で約 150 席だった。何しろお客がたったの 9 人だけで、流石のイタリア人でも11月3日の月曜日の午後にのんびりと映画を観る暇人はいないのだろうか?それとも「キル・ビル」はイタリアでは人気がないのだろうか?1日の土曜日の10時半ごろの時間帯は若者たちが二、三十人ばかり集まっていたのだが。 |
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「キル・ビル」はポスター自体極めて日本的で、イタリア人にはどんな印象を与えるのだろうか?日本での興行成績がすごいのは、監督の映画ファンや前評判やキャンペーン、それに高3の頃か一回生の頃かはっきり忘れたが、確かツーカーホン関西の携帯電話コマーシャルでタランティーノ監督本人の「喋りタランティーノ」のギャグで知名度が高い訳だから当然かもしれない。 10月25日に公開に先駆けて主要なキャストとスタッフが来日し、「TEAM KILL BILL」記者会見を行った。ネットで見た「TEAM KILL BILL」のメンバーの記者会見写真には、クエンティン・タランティーノ監督、主演のユマ・サーマン Uma Thurman、ルーシー・リュー Lucy Liu、千葉真一、ジュリー・ドレフュス Julie Dreyfus、栗山千明の6人だ。報道陣は何と約700人も集まったらしい。5年間の沈黙の後だけに、タランティーノ監督自身は「キル・ビル」は「これは革命だ!」といいきるほどの自信作らしく、「これまで、誰も見たことのない21世紀のスーパー・バイオレンス・アクション超大作」という触れ込みで、幸もリリースされる前から興味津々だった。 タランティーノ監督の映画に対する思い入れは並大抵でないと、あちこちの記事を読むだけでも伝わってくる。それに日本の映画やアニメはかなり詳しいのだろう。梶芽衣子さんの大ファンだったとは驚いた。エンドロールではなんと梶芽衣子さんの曲♪う〜らみぶし〜♪と「恨み節」が流れるくらいだからオタクもオタクだ。そしてサニ・チバ Sonny Chiba こと千葉真一さんの忍者映画「影の軍団」に影響され、尊敬しているともいう。ヒローインのユマ・サーマンのザ・ブライドは『女囚さそり』、ルーシー・リューのオーレン・イシイは『修羅雪姫』だとか。 映画「キル・ビル」の中で、ところどころで話す日本語、日本刀を使った殺陣、ヤクザ、アニメ、沖縄、着物、鎖鎌(くさりがま)、仕掛けのある砲丸のついた鎖(栗山千明扮するGOGO夕張の武器で名前は幸は知らない、勉強不足でスミマセン)、日本の庭での一面の雪景色での一対一の死闘など、いかにも日本、日本しているところが嬉しいやら、なんでここまで日本贔屓(びいき)映画なのとくすぐったいやら。でも有名なクエンティン・タランティーノ監督が、得てして奇妙な日本描写でなく、日本人でも受け入れられる程度に仕上がっているということは、タランティーノ監督の半端でない日本映画通と日本人スタッフの「キル・ビル」への入れ込みようが尋常でなかったような気がして、キャスト・スタッフ全員が随分頑張って製作したのだなと想像できただけでも、観に来て良かったと思った。 これで、585円とはヤッター、得したよ! 因みに、クエンティン・タランティーノが関わった映画は以下20本で、案外少ないのだなと思う。その中で幸は3本だけレヴューしてある。映画「キル・ビル」を観た機会に、時間があればお浚い(おさらい)しておきたいものだ。 ■キル・ビル Vol.2(2004) KILL BILL: VOL. 2 監督/製作/脚本 ■『 キル・ビル (2003) KILL BILL: VOLUME 1 』 監督/製作/脚本 ■『 リトル★ニッキー (2000) LITTLE NICKY 』 出演 ■フロム・ダスク・ティル・ドーン3(2000) FROM DUSK TILL DAWN 3: THE HANGMAN'S DAUGHTER 製作総指揮 ■フロム・ダスク・ティル・ドーン2(1999) FROM DUSK TILL DAWN 2: TEXAS BLOOD MONEY 製作総指揮 ■ジャッキー・チェン マイ・ストーリー<OV>(1998) JACKIE CHAN: MY STORY 出演 ■ジャッキー・ブラウン(1997) JACKIE BROWN 監督/脚本 ■フル・ティルト・ブギ/メイキング・オブ・フロム・ダスク・ティル・ドーン(1997) FULL TILT BOOGIE 出演 ■フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996) FROM DUSK TILL DAWN 製作総指揮/脚本/出演 ■ガール6(1996) GIRL 6 出演 ■『 フェティッシュ (1996) CURDLED 』 製作総指揮 ■フォー・ルームス(1995) FOUR ROOMS 監督/製作総指揮/脚本/出演 ■デスペラード(1995) DESPERADO 出演 ■ジョニー・ディスティニー<未>(1995) DESTINY TURNS ON THE RADIO 出演 ■ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994) NATURAL BORN KILLERS 原案 ■パルプ・フィクション(1994) PULP FICTION 監督/原案/脚本/出演 ■スリープ・ウィズ・ミー(1994) SLEEP WITH ME 出演 ■キリング・ゾーイ(1993) KILLING ZOE 製作総指揮 ■トゥルー・ロマンス(1993) TRUE ROMANCE 脚本 ■レザボアドッグス(1991) RESERVOIR DOGS 監督/脚本/出演 以上。 |
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Text by Sati |
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。 coda_sati@hotmail.com |
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